2023-01-01から1年間の記事一覧

おまけ

およそ300年間の間に、プレイヤーが築いたカルパチア帝国以外の地域でも様々な勢力が統合や離散を繰り返しました。いくつか興味を惹かれたところを少しだけ振り返っていきます。

女帝マルガレータと修復者アルングリム

女帝マルガレータ カルパチアで初の女帝となるマルガレータは即位の時点で53歳と高齢であり、その統治はあくまで皇太子アルングリムへの「繋ぎ」であるとみなされた。女の皇帝に難色を示す貴族たちも多かったが、それ以上に味方も多かった。

不徳のヨルンド(後編)

「テッサロニキ大公タマス出征す」という報せはカルパチア中に即座に知れ渡った。 「卑劣な圧政者はギリシア劇の題材のようだ。今こそこれを打ち倒し、帝冠を正当な者の手に取り戻す」 と喧伝するタマスに呼応する兵達の士気は高く、その兵数は彼の同盟諸侯…

不徳のヨルンド(前編)

苦難の継承 「放蕩皇子」ヨルンドの即位は諸侯から冷やかな視線で迎えられた。特にオリョールの女僧アスタとの密通を重ねたことから、皇后シグリッドとその兄タマス(テッサロニキ・ブルガリア・ヘラスの大公)との不和は深刻なものであった。 AI操作時点で…

串刺しブズリ

不本意な結末 居城における霊帝ゲルゲイの暗殺は、帝国に大きな衝撃をもたらした。皇宮の周辺には直ちに厳戒態勢が敷かれ、諸侯を集めての宴席は緊急の会合に様変わりした。 暗殺者は姿をくらませ捜査は難航する一方、重鎮たちは次代の為政者ブズリにいかに…

悲哀のゲルゲイ

従順な下僕 宴席を催すことは、人々と交流を深める素晴らしい機会だ。しかし、宴席における行動には細心の注意を払わねばならない。もてなす側ももてなされる側も、失言をしたり、不手際があれば醜態を晒す羽目になる。逆にそれらを防ぎ、彼らに心地よさを抱…

聖帝ステイン

ステインは即位して程なく、ドニエプル川とドニエストル川の間、かつてマジャル人達が遊牧時代に居住していたエテルケズへ巡礼に赴いた。先の霊帝達と同様に、神の啓示を受けたことを示すことで宗教的権勢を得るための行事である。 「我はここに誓う。我が血…

ファイアーエムブレム エンゲージ 感想

FE

発売日からぶっつづけで2周(DLCありハード・DLCなしルナティック)、合計240時間ほど遊んでようやく一息つきました。今日DLC第3弾が来ちゃったのですぐ3周目始めるんですけどね! 結論としてとても楽しいゲームでした。 去年の秋口に初報を見た時は「ヒーロ…