AAR

おまけ

およそ300年間の間に、プレイヤーが築いたカルパチア帝国以外の地域でも様々な勢力が統合や離散を繰り返しました。いくつか興味を惹かれたところを少しだけ振り返っていきます。

女帝マルガレータと修復者アルングリム

女帝マルガレータ カルパチアで初の女帝となるマルガレータは即位の時点で53歳と高齢であり、その統治はあくまで皇太子アルングリムへの「繋ぎ」であるとみなされた。女の皇帝に難色を示す貴族たちも多かったが、それ以上に味方も多かった。

不徳のヨルンド(後編)

「テッサロニキ大公タマス出征す」という報せはカルパチア中に即座に知れ渡った。 「卑劣な圧政者はギリシア劇の題材のようだ。今こそこれを打ち倒し、帝冠を正当な者の手に取り戻す」 と喧伝するタマスに呼応する兵達の士気は高く、その兵数は彼の同盟諸侯…

不徳のヨルンド(前編)

苦難の継承 「放蕩皇子」ヨルンドの即位は諸侯から冷やかな視線で迎えられた。特にオリョールの女僧アスタとの密通を重ねたことから、皇后シグリッドとその兄タマス(テッサロニキ・ブルガリア・ヘラスの大公)との不和は深刻なものであった。 AI操作時点で…

串刺しブズリ

不本意な結末 居城における霊帝ゲルゲイの暗殺は、帝国に大きな衝撃をもたらした。皇宮の周辺には直ちに厳戒態勢が敷かれ、諸侯を集めての宴席は緊急の会合に様変わりした。 暗殺者は姿をくらませ捜査は難航する一方、重鎮たちは次代の為政者ブズリにいかに…

悲哀のゲルゲイ

従順な下僕 宴席を催すことは、人々と交流を深める素晴らしい機会だ。しかし、宴席における行動には細心の注意を払わねばならない。もてなす側ももてなされる側も、失言をしたり、不手際があれば醜態を晒す羽目になる。逆にそれらを防ぎ、彼らに心地よさを抱…

聖帝ステイン

ステインは即位して程なく、ドニエプル川とドニエストル川の間、かつてマジャル人達が遊牧時代に居住していたエテルケズへ巡礼に赴いた。先の霊帝達と同様に、神の啓示を受けたことを示すことで宗教的権勢を得るための行事である。 「我はここに誓う。我が血…

建設者ヨートル

多くの改革を成し遂げたステインの治世は68歳で亡くなるまでの40年に及び、帝位を継承したヨートルは即位の時点で既に50歳と高齢に達していた。 即位に伴いPowerful Vassalを中心に評議会を組閣。能力と信頼度の両方が特に重要な密偵長はヴォルヒニア王の異…

改革者ステイン

カルパチア上王ステイン カルパチアの王として即位したステインが最初に取り組んだのは、傘下首長からの支持の確保であった。 ステインと五大公 アルングリムがその類稀な外交能力で束ねていた諸侯は、対価なしに新たな王に靡くことはなかった。特に大きな力…

饗宴王アルングリム

アールパードの反乱 大平原に雪の積もった936年1月、ジェンジェジュの野で2つの軍がぶつかり合った。ハンガリー王アルングリム軍と、トランシルヴァニア公アールパードおよびビハール公ゲーザの反乱軍の戦いである。

王配フラニ

ショモジ公フラニ 女王イルディコーの王配であるショモジ公フラニ。西と北に接するジェールとニトラは2人の弟が治めている ©Mats Thorburn,2011, Runestone Hårby, Uppland., CC BY NC SA 2.0 ショモジの一角にはラグンヒルドと彼女に仕えた戦士達を祀るル…

始祖ラグンヒルド(後編)

大平原の動乱 900年12月、ハンガリー王アールパードが死に、その子リヌチカが王位を継承した。リヌチカも凡庸な人物ではなかったが、王子達の間で王領地が分割された上で相続された結果、新たな王の兵力・財力は父の代より削がれ、また彼の次の後継者となる…

始祖ラグンヒルド(前編)

船出 884年3月、ノルウェーのリグジャビットから数多の船と、それを操るヴァイキング達が遠くの地を目指して旅立った。 彼らの首領はラグンヒルドという女のヤルルだった。彼女は数多の勇士を従え、船団でリガ湾からガルダリキに入った。ダウガヴァ川を遡り…

大平原のヴァイキング

Northern LordsとRoyal Courtの両DLCのリリース、およびVer1.5による宮廷システムや文化システムなどの新設・一新を受けて、これまでに体験したいろいろなプレイ体験を応用できるような遊びをやってみよう、と始めたキャンペーンのAARです。

冷酷王セルチュクと博識帝クネド

混乱からの復興 9歳で即位したセルチュクの治世は、未曾有の疫病による世界の混乱が未だ続く中で始まった。即位から半年後の1311年3月、王都の東に隣接するホラーサーン軍政官のケマルが黒死病で病死する。継承者たる彼の子も全て死んでいたため領地は一旦セ…

のろまのルステム(後編)

巡礼 1294年12月、ルステムはアッバース朝を再び攻撃した。彼らがエルサレムを標的としたキリスト教徒の十字軍を相手に戦っている隙を突き、ペルシャ湾岸のアフヴァーズとフーセズターンの2州を奪い取ろうとしたものだった。 西で異教徒と戦っているムスリム…

のろまのルステム(前編)

石橋を叩いて渡る Slow<愚鈍>は全ての能力値に-3もの修正がつく不利な特性。ボザンの死の前に後継者を別の子に切り替えておくべきだったかと後悔した。 有能な軍事指揮官として活躍するはずだったボザンが倒れ、わずか9歳の子がルステム2世として即位せざる…

蛮勇のボザン

ボザンは用兵家・軍事指導者として有り余る才を放つ人物だった。ルステムからダイラムやホラーサーンの領地をいくつか任されていた頃から領内の軍備増強に心血を注ぎ、そこから徴用される兵はルステムが管理している時よりも1.5倍から2倍程度にまで増えたと…

法学者ルステム(後編)

カリフの号令 1254年5月、イスラム世界に大きな動きがあった。ハーシム家のカリフの名において、ペルシャをモンゴルからムスリムの下へ回復すべくジハードが宣告されたのだ。 これがあることをすっかり忘れていた

法学者ルステム(前編)

1239年、バヤズィトの子ルステムは父からディヒスタンとタブリスタンの軍政官位を継承した。 バヤズィトから北部の領地を与えられ統治していた頃から、ルステムは自分達がモンゴルの一傘下領主に甘んじていることに嫌気がさしていた。 東の果てに都を構える…

ディヒスタンのバヤズィト

©fdecomite,2010,Silk Road 1992,CC BY 2.0 砂と岩、吹き付ける風、そしてわずかな草木が広がる荒涼とした大地。人々はオアシスを中心に定住し、川の周辺では灌漑農業が発達し緑が生い茂る。ナツメヤシや麦の畑が広がり、市で売られるスイカが旅人の喉を潤す…

ダイラムの年代記

NMIHの里見プレイが終わった後、HolyFuryDLCとver3.0がリリースされる前に遊んだプレイ内容をまとめたAARです。

里見家その8 1622年~1640年

征夷大将軍位を簒奪し、名実ともに天下人となった里見義政。

里見家その7 1609年~1621年

幼君盛政 5歳の将軍盛政を補佐する評定衆。そのうちの2席を盛政の叔父2人が占める。外交担当・申次の上杉義輝と、軍事担当・侍所頭人の北条義氏である。盛政の摂政を務める今川宗頼は諜報担当・巡見使を。先代義通の側室であり、盛政の生母である梓が宗教担…

里見家その6 1600年~1609年

前回の記事の最後から一気に飛んで時は1600年。

里見家その5 1583年~1586年

脅威度が50%も溜まってしまったのでゼロになるまで「220ヶ月かかるよ」という表示。18年ですね…プレイヤーの里見義通が64歳になってしまう。もうあまり無茶はできなさそうなのでおとなしくする #NMIH pic.twitter.com/7yRUtogqh1 — オラせん (@holland_senb…

並び立つ将軍

CK2で戦国時代を再現した大型MOD、NMIHのAAR(プレイメモ)です。AARというかプレイ中にTwitterに殴り書きしてたメモの掃き溜めになってます。

里見家その4 1570年~1582年

1570年6月、古河公方傘下の下総の国人衆が反乱を起こす、しかもクリスチャン化した人物が首謀者。

里見家その3 1563年~1570年

1563年。里見義通27歳(在位20年)。祖父に里見義通1stと北条氏綱を持つ。妻も北条氏綱の娘(危険な配合じゃないんですかね…?)

里見家その2 1552年~1557年

里見義豊の唯一の男子、里見義通2nd成人。懸念された叔従父の義堯の後見中に危機は起こらなかった。 直轄地限界をとにかく増やしたい序盤において管理値14はなかなかありがたい。たった6歳で家督を継いだが無事成人まで生き延びた怪我の功名で長期政権が期待…